日々是ぶつぶつ

思いついたことを適当に

小竜くんと村雲くんの会話が見たい

最近文房具のことばかり考えてるから刀剣乱舞ちょっとおろそかになってる感じ。
とはいえ、毎日ログインしてるし小竜くんだって極の修行に出して公式ネタバレ前には本丸に戻ってきてます。
全然おろそかじゃないですね……。
けど今やってる花札イベント、ノルマがけっこうきつくてヤバさを感じてます。

 

以下、小竜くんの修行についてネタバレあります。

 

 

 

 

小竜くんの来歴を改めて確認して、なんで修行先が楠木正成だったのか考えたりしました。
楠木正成小竜景光を佩刀していたのって、作り話という可能性の方が高いという。
小竜くんは手紙で「俺の物語の始まり」と言っている。

刀剣乱舞は『物が語るゆえに物語』と言ってるし、刀剣男士を形作るのは彼らにまつわる物語だし、それが史実かどうかではないと私は思ってます。
刀剣男士が実在する刀剣だけに絞っていたら今剣と岩融のこととか、琉球刀剣たちみたいにどの刀がどれか曖昧になってる刀剣はどうするんだって話になってしまう。
兄者だって「おおらかにいこうよ」って言ってる。

刀剣男士の小竜くんにとって、彼を形作る物語の始まりが楠木正成であるのは、たしかにそうなんだろうなと思う。
楠木正成が佩刀し、その後豊臣秀吉徳川家康と渡ったらしい。
起点は楠木正成であることは間違いない。
それが実際にあったかどうかは、この際関係ない。

極めつけは「謎は謎のままさ」とか言ってくる。
彼が楠木正成のところにいたかどうかは謎のまま、ということでしょう。

 

今回修行先にはならなかったけど、かつて小竜景光井伊直弼が所有していたと言われています。
井伊直弼といえば、フィクションでは悪役として有名。
けど大河ドラマ『青天を衝け』のように、今までの悪役としての描かれ方ではなく、渋々日米修好通商条約の調印を許可したような辛い立場にあったことが描かれたり、地元彦根では今でも英雄のように扱われていたりして、見方は様々です。

hikone-castle-museum.jp

そんな井伊直弼みたいな印象のある歴史上の人物で、刀剣乱舞に関わりのある刀剣男士がもう一振います。
村雲江です。
彼の元の持ち主は柳沢吉保
やはりフィクションでは悪役として有名。
一方で川越藩主として行政面での評価は高く、文化人としての側面もあって古今伝授も受けたとか。
六義園を造園したことも有名です。

shingen.iooo.jp

それゆえに村雲江も「敵が悪だって言い切れるの?」とか「勝った方が、正義なんだろ」とか言ったりして、悪役として描かれることが多い元の持ち主にまつわるセリフを言います。

 

小竜くんに関してはゲーム上で井伊直弼にまつわるセリフないけど(たぶん)、村雲江と本丸で彼らの元の持ち主たちの話でもしているかもしれません。これは私の妄想。

どちらの歴史上の人物も悪役として描かれることが極端に多いだけで、誰もがいろいろな側面を持っています。
とくに現存する歴史書の多くは“勝者の歴史”と言えるので、敵が悪く書かれるのは当然のこと。
ひとつの側面だけを見ただけで、その人物を分かったような気でいるのは傲慢というもの。
悪役になることが多い人物を元の持ち主とされる刀剣男士たちのことを考えるだけで、少し心が広くなったような気がします。