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刀ミュ「江水散花雪」:和泉守兼定と山姥切国広のことをつらつらと

昨日おまえ「江水散花雪」のことブログに書いたやんって感じなんですけど、なぜだか今回の作品は私の中でかつてないほど盛り上がってしまったので、何回でも書こうとしてます。

 

meg-kinjo.hateblo.jp

 

出陣した刀剣男士はミュージカル本丸に顕現したての大包平、南泉一文字、小竜景光肥前忠広の4振。
それに加えて古参の和泉守兼定と山姥切国広。
和泉守兼定は修行から帰ってきて「極」になってます。

兼さんが一段とカッコ良くなって帰ってきました。
ほんとカッコイイ。
見た目もカッコいいし、心意気までカッコいい。
この兼さんを見ている時、語彙力がどっか行ってしまって「カッコいい」しか言えないんです。
ほんとに。
中の人も含めて兼さんがカッコいい。
今まではどちらかというと幕末生まれの年少組で見守られながら健やかに育てられていたのに、いつの間にか育てる側になっていました。
新しく顕現した4振を後ろから見守り、時には導き、その長い腕の中に入れて慰める包容力さえ見せてくれる。
男前としか言いようがない。すなわち、カッコいい。
この変貌ぶりを見て、他の修行に行った刀剣男士がどういう変化を見せるのか楽しみでなりません。

とはいえ、和泉守兼定はかつての持ち主、土方歳三への愛着が強い刀剣男士なところは変わらず。
刀剣男士の使命「歴史を守ること」とは、正しい歴史の中で語り継がれているかつての持ち主の生き様を守ることでもあります。
歴史が修正され、土方歳三新選組にいなくて大河に流れる幾千もの一滴の水と同じになってはいけない。
そのためなら、どんなことだってするのが刀剣男士。
かつての持ち主を斬ることも躊躇ってはならないのです。

 

そして、もう1振の古参、山姥切国広。
刀ミュに登場するのは初めてですが、一応は古参扱い。
明確にはされてないけど、私の印象だとレベルはカンストしてる。
態度のデカさもう極になってます。
当然のようにいろいろな経験を積んできているでしょう。

刀ミュ本丸においての経験とは、今まで演じられていた任務内容を見れば分かる通り、かなりメンタルゴリゴリ削っていくようなもの。
歴史を変えようとする勢力に対して正しい歴史に導くため、時には愛着のあるかつての持ち主に対峙して斬ることもあります。
そして私たちがゲームで周回するのと同じように、彼らも同じ時代に何度も行き、幾度となく昔の持ち主の、歴史改変されたその歴史ごとの死に様を見ることになります。
それが刀剣男士としての生き様であるが故に、昔の持ち主を自らの手で斬ることに(多少の心の揺れはあるものの)躊躇しなくなっていきます。非情な慣れです。

「結びの響、始まりの音」において、陸奥守吉行がかつての持ち主の坂本龍馬の死を目の前にして平然としていたことに和泉守兼定が「理解できない」と怒っていましが、山姥切国広もこれまでに何度もそうした経験をしてきたことが今作で伺えます。
たった一瞬のシーンだけど、それだけで彼がこれまで見てきたものが理解できます。

さらに彼が関わることで、刀ミュ本丸においてのことで新たな事実が判明します。
だから腹の中にいろいろなものを抱えて苦悩しています。
そのことを知っているのは、今回の出陣では兼さんだけ。
兼さんは言葉が少ないまんばちゃんに寄り添い、彼が今回の任務で何をしたいのか理解します。
ここでも兼さんがカッコいい。

ゲームでは既に山姥切国広も極が実装されていることですし、遅かれ早かれ彼も極になるでしょうから、それらの苦悩を割り切れるようになった彼を早く見たいです。