初めてのニコニコ美術館リアルタイム視聴
いつもはアーカイブだったけど、初めてニコニコ美術館をリアタイしました。
源氏の重宝として名高い名刀「名物膝丸・薄緑」を、京都国立博物館の末兼研究員が生解説!
— ニコニコ美術館(ニコ美) (@niconico_nicobi) 2021年9月27日
▼コメントつき視聴はこちらから▼https://t.co/p5Y8MII4D3
ニコニコ美術館は
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アーカイブ配信も‼️
この機会をお見逃しなく〜🤳#ニコ美 #サントリー美術館 #刀剣展 pic.twitter.com/FkKDh4ygO2
外出自粛してる間ずーーーーーっと美術館にも博物館にも行けないけど、ニコ美なら学芸員の解説付きで作品がいっぱい見れる。
けどアーカイブだとコメントつけられないし、一度はリアタイしたい!ということで、刀ミュのライブ配信よりもニコ美を優先しました。
普段美術館に行っても黙々と一人で見るけれど、ネット上ということもあってコメント欄でワイワイできます。
詳しい人もいれば、そうではない人もいる。
門外漢なことがあってもコメントで教えてくれる人もいたり、反対に私が教える立場になってることもあるかもしれない。
というか、そもそもみんなで美術品見て学芸員の面白おかしい話を聞いて、時にはツッコミ入れたりできるなんていう機会、リアルな美術鑑賞でもできない。
だからこそ余計ニコ美のリアタイには価値がある。
リアタイでそういう会話的なのを楽しんだ後は、アーカイブでじっくり見るのも良い。
夕飯食べる時間と重なってしまって途中から見たんだけど、今日見たので印象深いのは義元左文字のところかなぁ。
刀剣乱舞では「宗三左文字」の名前になってる刀。
織田信長が今川義元から分捕って自分の名前を茎に彫ったって話は有名なんだけど、金象嵌にまでするっていうのは信長では珍しいという。
「トロフィーワイフ」という言葉を初めて聞いたのだけど、義元左文字がいわゆる「トロフィーワイフ」にあたると言う。
今でこそ刀剣は男に喩えられるけど、以前は女に喩えられていた。
刀剣は贈答品にも使われていたし、良い刀剣であれば戦利品にもなったし、報奨としても贈られた。
だから義元左文字みたいに桶狭間の戦いで今川義元に勝って織田信長が手にしたから「トロフィーワイフ」という。
まあ義元左文字が今川義元、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康みたいな感じの所有者の変わり方してるし、刀剣乱舞で「天下取りの象徴」とか言ってるし、なんだか納得できてしまう。
宗三左文字だからかもしれない。傾国……。
刀剣以外では金ピカな子供サイズの甲冑「豊臣棄丸所用小形武具」でしょうか。
小さいけど胴部分には鶴の絵やらが描いてあって、それが狩野光信作と言われていて、つまり甲冑なのに狩野派作品ということ。
実用品ではなく捨丸が生まれたお祝いの品ということもあるけど。
金ピカなところが秀吉好みって感じの作品でした。
他に酒呑童子絵巻もあったし、秋田藤四郎の折り紙もあったし、今まで京都から出たことがなかった祇園祭の長鉾とか、見どころたくさんでした。
歌川国芳の「八嶋大合戰」は、波のうねり方がダイナミックですごかったな。
あっという間に2時間過ぎてた。
他人に会ってないせいもあってか、コメントとはいえ他人と同時になにかひとつの行動をするというのが久しぶりだったし、それが好きな分野のことだったし、これは優先して正解でした。
めちゃくちゃ楽しかった。
次のニコ美も時間合わせられたらリアタイしたいなぁ。