日々是ぶつぶつ

思いついたことを適当に

『ただいま収蔵品整理中! 学芸員さんの細かすぎる日常』を読了しました

お仕事紹介系の漫画は多くありますが、こちらは郷土資料館で働く人が何をしているのかを描いた作品。

コミックエッセイ寄りのフィクションで、4コマ漫画の体裁で描かれています。

郷土資料館というと、町の史料がたくさん集まるところ、というイメージ。
遺跡があったところだと、発掘された土器とかがたくさん展示している感じ。
民家にあったような古いものが持ち込まれるということで、最初から害虫についての話が出てきます。
普段私たちが博物館で目にしているものはとても綺麗で、虫ということに思い至らなかったですが、言われてみれば確かに害虫やカビとは切っても切れないものだったんですよね。

この本では、そういった細々とした学芸員さんのお仕事が描かれています。
作者さん自身が博物館勤務経験あって、中には勤務中に起きたオカルト系のことも描かれています。
いろいろと経験するらしいですよ、学芸員さんって。

 

漫画というにはちょっと抑揚が控えめで文字情報も多め。
娯楽系の漫画とはちょっと違うマニアックなお仕事漫画なので、漫画というよりもビジネス実用書感覚で読んだほうが良いのかな、と思ったりしました。