日々是ぶつぶつ

思いついたことを適当に

北谷菜切の例の伝承と治金丸

北谷菜切について確認したくて検索していたら、いつも参考にしている刀のサイトに書いてないことが那覇市歴史博物館の学芸員さんから語られていたので、ちょっとびっくりしました。

 

琉球放送の番組で学芸員さんが言っていることの要約。

”北谷菜切には「北谷村に住む母親が遠くで駄々をこねる子供を叱るために包丁を振ると、子供が切れて亡くなってしまった。これはただの包丁ではなく霊剣だということで献上された。」という伝承がある。

しかしその伝承は古い書物にはない。戦前に同様の伝承が書かれている本があるが、その刀は治金丸と書かれている。どこかで北谷菜切とこの伝承が結びついた可能性がある。”

 

とのことです。

は? 治金丸??

 

治金丸と千代金丸が入れ替わっている可能性があるというのは聞いたことあったけど、北谷菜切の有名な伝承が治金丸と関わりがあるなんて初耳ですけど!?

 

放送されたのは沖縄ローカルテレビ局の琉球放送内の「琉球サウダーヂ」という番組。

最初の放送は2019年9月でしょうか。
2020年9月にも放送されたようですね。

 どうやら以前に千代金丸も治金丸も放送されてYou Tubeに動画もアップしていたようですが、今はもう非公開になってますね。
もしかして今公開されてる北谷菜切の回も非公開になってしまうかも。

 

もしも切るフリをしただけで赤子を切ったのが治金丸なら。
そうなると北谷菜切の刀剣男士としてのあり方が揺らいでしまうのではと思うけど、人の思いを縁(よすが)として顕現するのが刀剣男士なので、遠く離れたところの赤子を切った妖刀伝説は北谷菜切のものであると強く信じていれば真実かどうかなんて関係ないのではと思います。

琉球刀3振は一心同体ということなのかもしれませんね。