『日本古典と感染症』を読了しました
感染症がぽっと出のものではないということは分かりきっていることですので、昔はどうやって対処していたのか知りたく、さらにそれを古典で解説ということであれば読まないわけにはいきませんでした。
読了しました。
— きんじょう めぐ (@kinjomeg34589) 2021年7月2日
新型コロナの感染拡大を受けて編まれた本。編著はテレビでもお馴染みの方。古くは万葉集まで遡り、国内で起きた感染症に対して人々がどう対処していたか、古典から引用して解説してくれます
『日本古典と感染症 (角川ソフィア文庫)』(ロバート キャンベル 著) https://t.co/1etOVaeZfH pic.twitter.com/Dqn0S70JkT
人を遠ざけるのも流言飛語が飛び交うのも、今も昔も変わらない。娯楽作品へ良くも悪くも影響を及ぼす。変わったのは、鬼や祟りが原因とされて加持祈祷で対処するくらいしかなかった疫病が、科学によって対処できるようになったってこと。
— きんじょう めぐ (@kinjomeg34589) 2021年7月2日
はてさて、Twitterの方に要約したのを書いてしまったので、ここであまり書くことがない。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、ロバート・キャンベル氏が編著した本。
ロバート・キャンベルさん、私よりも日本文学や美術に造詣が深く、今年の3月までは国文学研究資料館館長をやっていたような人。
この本は国文学研究資料館館長としての最後の書籍でしょうか。
他に著者は14名。それぞれの専門分野から、日本古典と感染症の関わりについて書いています。
作品そのものに書かれた影響も当然ながら、古典から分かってくる当時の思想や政治まで幅広く書かれています。
現代にも通じるところも多くあります。
まだまだワクチン2回摂取まで先は長いなと思う合間の読書に良いかもしれません。