日々是ぶつぶつ

思いついたことを適当に

『国宝のお医者さん』を読了しました

タイトルに惹かれて読みましたが、国宝は出てきません。
紹介文に「博物館の学芸員・押海が文化財の修理依頼で訪れたのは国宝修理装こう師・五條の工房だった。」と書いてありますけどね。

とはいえ、文化財の修復という点ではとても興味深いです。
文化財って、全部が全部博物館や美術館にあるわけではないです。
その辺りに着目している点は良かったです。

 

この漫画は修復のお仕事漫画というよりも、人を描いている漫画だと思うんです。
そこを織り交ぜて、もうちょっと深く突っ込んだものを作者は描きたかったのではないかなと、勝手に思ったのですが、この駆け足でまとめる感じは打ち切りが途中で決まった感じですかね。
作者さん、もうちょっと描きたいことがあった気がする。

 

もうちょっとじっくり腰を落ち着けた感じの作品として読みたかったなぁ。
題材が良いだけにもったいないなと思ってしまいました。