[麒麟がくる]三条西実澄が出てきたので古今伝授のシーンを期待
「麒麟がくる」に、三条西実澄が出てきました。
私は和歌にはまったく精通していないのだけど、刀剣乱舞やってるおかげで「古今伝授」について意味を調べたことはあります。
きっかけは刀剣乱舞に古今伝授の太刀が実装されたことからなんですけども。
難解な古今和歌集の解釈を始めとした歌学のことを受け継いでいくのが古今伝授(ざっくり)なんですが、解釈とかなら本にしておおやけにしたらどうなんだい、と思いますが、これが秘密にしていることなんです。
秘奥義というやつですか。
三条西実澄はこの時代に三条西家の古今伝授を受け継いでいたんですが、一子相伝するはずが息子がまだ幼い、ということで一度三条西家という枠を取っ払い、細川藤孝に古今伝授します。
後にちゃんと三条西家にお返しします。
「麒麟がくる」の細川藤孝、ぜんぜん文系っぽくないけど、めちゃくちゃマルチプレイヤーです。
文武両道。
DNAってすごいですね。
第35回の時点で「麒麟がくる」は元亀3(1572)年。
せっかく役者が揃ったことだし、「古今伝授」のシーンとかちょっとでも良いからやってほしいなぁ。
細川藤孝が文系なところが見てみたいなぁ。
眞島秀和さんが和歌詠んでる姿、見たくないですか?
私は見たいです。
ちなみに別件で近衛前久(麒麟で本郷奏多さんが演じてる公家)も古今伝授を受け継いでいて、九州の島津義久に古今伝授したそうです。
しかも後に細川藤孝(この頃はもう細川幽斎と名乗ってる)が前久の古今伝授を補完するような形で、再度古今伝授したという。
古今伝授の太刀は、三条西→細川のタイミングではなく、関ヶ原の戦い直前の細川→三条西のタイミングに登場してきます。
この時一緒に古今伝授を受けた烏丸家に、細川藤孝から古今伝授の太刀を贈りました。
今はまた巡り巡って細川家に戻り、たまに永青文庫で展示されます。
歌仙兼定と同居してます。