日々是ぶつぶつ

思いついたことを適当に

『どうする家康』#2 感想

1話の時からやたら「白兎」と言われていた理由が判明しました。

1話の段階で信長のせいかなって分かっていましたが、実は卯年生まれだったのを母上の配慮のもと、寅年生まれということになったということで。

寅の化身どころか、兎の化身でしたね。
そのうち機嫌が悪くなったら足ダンしそうです。

 

そして今回も強烈な印象を残した織田信長
家康くんが織田家にいた頃のエピソードが語られました。
獰猛な信長にオモチャにされていたトラウマを抱えている家康くん。

桶狭間も終わって岡崎入りも果たしたので、次に来るのは清洲同盟です。
信長と家康が和睦します。

あのヘタレっぷりなら支配下に置くのチョロそうだけど、対等な立場になります。とりあえず。
「食ってやろうか」って信長が少年家康くんに噛み付いてましたけど、それこそ岡崎が食われてもおかしくない19歳家康くんの怯えっぷり。
対等な関係になるの? 本当に?

松平昌久に攻められながらも大樹寺から出ていく時に勇ましくなっていた様子から、いざという時は勇敢な姿を見せる、という人物設定なのかもしれないので、信長の前でただの兎ちゃんじゃなくなる場面があるかもしれませんね。

清洲同盟で家康が尾張清洲城に行ったっていうのは創作の可能性が高いそうで、書状のやり取りの中で、家康くんが対等な同盟になるような奇策を打ち出していくのだろうか。

 

今回の大河ドラマ、語りがまた面白いことをやっていて、ドラマの内容を語るというよりも、今まで語られてきた家康像を語っているところが良い。
「神君・家康公」「勇敢」などと、『徳川実紀』の付喪神かなって思うくらい家康のことを祭り上げています。
しかし今回の物語の中での家康は怯えた兎ちゃん。
戦場から逃げるし泣くし、お腹痛くするし。
語りが正面切って”嘘”をついてくる。
今までのイメージと違うことをやっているよ、というのが明示されているかのような語りを敢えてつけているのが面白い演出だと思っています。
次はどんな”嘘”をついてくるのだろうか。
これもひとつの楽しみになっています。