インクの遊色と刀の刃文についてぶつぶつと。
どうやら私はモヤモヤっとしたものが好きみたい。
万年筆のインクに浮かび上がるフラッシュと言われるもの。
ベースの色だけでなく、よく見ると別の色も出てくるもので、遊色インクとも言われてますね。
そして刀剣の刃文。
いわゆるモヤモヤっとしたのが特に華やかなのが備前刀。
いつか岡山の刀剣博物館に行きたい……。
インクのフラッシュも刀剣の刃文も、こういうモヤモヤっとしたのが出したい時はある程度狙えるのですが、最後まで完成形は見えてきません。
一か八かのところがあったりして。
フラッシュを出すには水と紙が必要で、刃文には鉄と水と土と火が必要。
使う要素は違うけど、なんだか似たようなものが浮かび上がります。
フラッシュは手元で、短時間で完成して楽しむことができるけど、刃文は然るべきところに行かないと楽しめません。
刃文眺める機会が今年はもう少し増やしたい……。
全く違うものでありながら、インクも刃文もそれぞれ景色を見せてくれます。
どちらか一方が好きな人は、もう一方のことも好きになるかもしれません。