日々是ぶつぶつ

思いついたことを適当に

『黒を愉しむ万年筆インク6色セットつき 万年筆のある毎日 』インク色チェック

付録付き雑誌とかムックの人気が高まって早幾年。
そして「インク沼」という言葉が生まれてから数年。
とうとうインクムック本が発売されました。

 

 

これはもう凄いことですよ。
インクの世界がおしゃれブランドやコスメと同レベルで扱われている、認知されているということですよ。
デジタル全盛時代なんて言われて久しいけど、インクなんてアナログなものがこんなに認知されるとは。
音楽のデジタル配信が始まった時にレコードやCDが無くなると言われたけど今も存在感があるのと同じ流れですね。
電子書籍VR空間でのお遊びが主流な時代を描いたPSYCHO-PASSで、槙島聖護が「紙の本を読みなよ」と言ったのはあまりにも名言なのです。

 

インクを収集しまくるまではいかないけど、万年筆で手帳を書く人間としてはちょっとはいろいろなインクを手元に置いておきたい。
値段もサイズも手頃なので予約して買ってみました。
普段はあまりムック本は買わないんですけどね。

 

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同じシリーズとして「色を愉しむ万年筆インク」も出たのですが、渋い色が好きなのでこちらだけ買いました。

表紙に「万年筆デビュー応援BOOK」と買いてある通り、これから万年筆を使ってみたい、いろんなインクを使ってみたい、という人にはとても良いです。
ミニサイズとはいえ、瓶から直接インクを吸入できるくらい口が広いので、シリンジとかスポイトとか余計なもの買わなくて良いし。
オーソドックスで使いやすい色ばかりが入っているので、手帳とかノートへの筆記にはすごく良いです。

 

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ほぼ日のメモ帳にhocoro細字で書いてみました。
「孔雀」が私好みの色なので、すぐになくなりそうです。

あとボトルが可愛いんですよね。
ラベルの和柄とかすごく良い。

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マニアックなインクの好みの人は物足りなさを感じるかもしれないです。
普通のインクなので、フラッシュは出ないし、ラメも入ってないし。
だからこそ初心者向けなんだと思う。
このインクを使ってみて、他にもインクを試してみたいってなったら、メーカーものを買ってインクの世界に沼ってください。

万年筆には使わないっていう人でも、万年筆インクで作れる水性ペンとかボールペンもあるし。

 

 

ちなみにこちらがフラッシュ。
セーラー万年筆さんの四季織シリーズの「夜焚」は、赤ベースだけどたっぷり使うと金色が滲み出てきます。
ラメじゃないです。

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