日々是ぶつぶつ

思いついたことを適当に

この世は大タイムリープ時代なのか

旦那に付き合って、東京リベンジャーズを昨日イッキ見しました。
タイトルだけは知っていたんですよ。
映画もアニメもやってるし、舞台もやってるし。

私の世代でヤンキー漫画っていうと、どうしても劇画チックな絵を想像してしまうんですが、東京リベンジャーズの絵はまったく違っていて、ヤンキー漫画で括って良いのか戸惑いました。
けどケンカはあるし抗争とかしてるし、やっぱりヤンキー漫画なんだな……と。

私はそんなにヤンキー漫画に詳しくないし、その手の界隈のことも詳しくないのでよく分からないんですけど、2000年代にあんなにコテコテのヤンキーっていたんでしょうか……?
リーゼントって、近年では仮面ライダーフォーゼくらいでしか見たことがない。

ただ、ジャンル的に「SF」というのも書いてあって、タイムリープだけを指して「SF」としているなら、それはどうなんだろうとも思ったり。

原作未読だしあまりwikiも見たくないなって思っているので読んでいないんですが、物語の起点になるの2017年ってなっているけど、少し納得がいかない。
なぜ主人公だけがタイムリープできるのか、どうしてできるのか、まったく語られていない。
だからこそ、もうひとひねりがありそうだなーと思いながら見ています。
私が屁理屈だから「つべこべ言わずにタイムリープできるもんはできるんだよ!」という物語の進み方に納得がいかないだけで、物語が終わっても語られない可能性はあるけれども。

 

ところで、最近やたらとタイムリープものが多いような印象です。
刀剣乱舞は過去の歴史を修正する“歴史修正主義者”と戦い、どんな後悔も受け入れる物語。
東京リベンジャーズは死んでしまった友人たちを助けるために過去を変えようとする物語。
アベンジャーズも過去に戻ったし、これからは多元世界(マルチバース)の物語を突き進む。

過去に起きたことは現実世界で修正することはできないと分かっているから、物語としてやり直しの人生を歩んでみたいという人が多いのでしょうか。
もちろん私にもやり直したい過去のひとつやふたつ、みっつによっつ、いつつにむっつ……数え切れないほどあります。

もしもタイムリープが可能な世界になったら。
なんだからそれはつまらない人生になりそうだな、とも思えます。
失敗したら、即座にうまくいく方法を過去に持っていって、なんの苦労もなく成功してしまう。
「親の敷いたレールの上を走るなんて嫌だ」という常套句がありますけど、「未来の自分が用意したレールをただ走るだけなんて嫌だ」という、新しい常套句ができるかもしれませんね。